かならず幸せになれるいきもの

幸せな子ども時代を過ごす子どもを増殖させるための哲学。(旧:それでも幸せな人はいるから)

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「教員の孤立」

全速力で走ると、どこかしらが吊りそうになる「ハピペン」です。一瞬しか全力を出せない。長時間出すには、入念な準備運動が必要……なんてね(いや、なんてねじゃない!)。

 

さて、少しだけ、いろいろね、脱線したくて、ゆるくなりたくて、買い貯まっちゃった、AERAを見ています。

 

17.5.15号 

AERA5/15号

AERA5/15号

 

 

樹木希林さんの話も面白かったのだけれど、そのちょっと先に「教師のストレスと孤独が生徒に向かう」なんて書かれちゃってたまらない。

 

その中で、弁護士ドットコムの田上嘉一弁護士のおっしゃっていることにホントやれやれって感じ。

「担任教師は一国一城の主のようなもの。さまざまな権限を持つため、勘違いして悪用する人も出てくる。どの教師も自分のクラスを守るのに精いっぱいで、互いに助け合う余裕もない。
自分がうまく指導できないと認めると評価が下がる*1から、周囲には相談しにくく、孤立はいっそう深まる。
P32

 

この辺りの、助け合わないからこそ余裕がないというところに気づいて、どうアプローチできるかって重要だよなあと思う。

 

まず、殻から出るか、殻から出さないといけない。 

 

この本がヒントになる。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
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 みんなが、殻からでて価値観を共有し合って、納得解を得られるといい。

 

そういうファシリテーター的なポジションに職員室の中で誰がなるかってのが問題かもしれない。

 

もはや、リーダーは、役割と言われていて、誰でもやろうっていう時代に、そんなファシリテーターは素質とかってよりは、役割にすぎなくて、誰でも輪番でやれば、変な軋轢も生まれないんじゃないかって思う。

 

みんなが、順番に中心になって、みんなについて話す。

 

なんだか、クラスでもやっているようなことな気がするけれど、それが職員室で出来ていないっていう面白さがある。

 

だから、時間と余裕がなんですってば、って言われるだろうけれども。

 

それは、学校として子どもを育む方へ向かうことが出来ていないからかもしれない。

誰かを否定するレースを始めているのは一体誰か、ということだ。

 

自分のやり方が正しいかは、置いておいて、価値観を共有し合う。その価値観に見合いそうなやり方を取り入れ合う。それだけの話なのだ。

 

これが学校教育っぽいっていうのを、伝承することが大切なのではなくて、それも今時なだけって言われるかもしれないし、それじゃ学校が壊れるって言われるのかもしれないのだけれど、やっぱり先行き不透明だから、学校ってみんなでつくった方が、子どもが育つんじゃないかなって思う。

 

たぶん、みんな想像している未来の観点ってバラバラだと思うから。

 

集合知で行った方が、結局、職員も子どもも生き生きするんじゃないかな……。

 

一生懸命一年契約で子どもを育てても、次の年になってその子がボロクソに頭ごなしに否定されたり、注意されたりしていると、ホント自分が何をしてんだかよく分からないし、虚無感を覚えるし、そうなると、結局、自分のことは良いって思っていてほしいみたいな悦にいってキモくなるしで、なんもいいことがない。

 

みんないい先生だし、みんないい子どもたちなんだから、それをよりよくしない?ってだけの話なのだけど、それが難しいってのが面白い。

 

「みんなの学校」も手法だったり、理念だったり、いろいろ批判も良さもあるけれども、あの学校の良いところは、みんなが語り合って、私たちの学校を目指そうとしているところなんだよね。

 

正解かどうかってよりは、それこそすごいのは、あそこに参画しているという一人ひとりの姿勢の話。

 

最後に樹木希林さんのインタビューからも抜粋しておこう。

 

面白いわよねぇ、世の中って。「老後がどう」「死はどう」って、頭の中でこねくりまわす世界よりもはるかに大きくて。予想外の連続よね。楽しむのではなくて、面白がることよ。楽しむというのは客観的でしょう。中に入って面白がるの。面白がらなきゃ、やってけないもの、この世の中。
P14

 

職員室にある混沌。

まあ、 その状況すら、面白がれたら◎ってわけだ。

*1:ここにある「評価」は、実際の他者からの評価よりも、最終的に自己評価が下がることが問題だと思う。

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