それでも幸せな人はいるから

特別支援学級の担任をしていて感じたこと。幸せな子ども時代を過ごす子どもが一人でも多く増えるように

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「ゴールの共有」「目的の共創」

今年まだプールに一回も入ってないんだけど?な「ハピペン」です。みんな忙しそうにプールに入っているのに、私はポツン。

昨年までは、毎日入ってるよね私!?だったのに……。

 

「ゴールの共有」についての話

今日は、一昨日見えた視点を書いておこうと思う。

うちの校研でどうしてもぶち当たるのが「ゴールの共有」というキーワードだと話していた。それを、校研のアドバイザーにも言われた、と。

どういうことかというと、その時間のめあてなんかを出しても、それって子どもたちが求めてるの?って話で、教師が教えたいことがめあてになっているだけだよね、と。

それをどうやって自分事化するか、なんでもかんでも子どもたちの言葉でめあてって作れるのかといった話になる。

終いには、ヘクタールを教えるときに、どう動機づけるかという話になって面白かった。「たとえば、将来、山買うときに困るなんて言ってもねえ……(笑)」と。

私は、大きなゴールに向かうために必要なのではないか、という動機付けはできるのではないか、と考えた。

 

自分の中にある「学び」のキーワード

「学び」とは

「学び」=「自己の変容」(自立や自己実現、よりよい社会の形成に向けた変容)

 

「学びの価値」=学びによる自己の変容による「他者のポジティブな変容」

自らが学びに向かうためには「自尊感情」が関係すると考える。そして、自尊感情がエンジンになって学びは日々更新されるといえるだろう。

「自尊感情」に関連するキーワード

 自尊感情は「理想」と「現実」のギャップだと言われる。

  • 「理想」・・・「目的」に置き換えることができると考える。「目的」が明確で自分に合ったものでなければ、自尊感情は高まりにくい。
  • 「現実」・・・「内省」に置き換えることができると考える。「内省」ができておらず「現在地」の認識が明確でなく、目標が定まっていない場合、自尊感情は高まりにくい。
  • 「感情」・・・「目的」と「内省」につまずきがあるとき、「感情」による判断が先行し、自分の行動の動機の中心が「承認欲求」や「生理的な欲求」になってしまい、「目的」から遠ざかることがあると考える。
  • 「承認欲求」・・・承認欲求の欠乏は、「快や不快」によって、自己の目的に合った行動の選択というよりは、つながりのためのつながりを優先してしまうような判断につながる。「所属感」を重視することで「承認欲求」に呑み込まれてしまうことを回避したい。
  • 「所属感」・・・「所属感」による自己存在の安全・安心から、そのコミュニティに合った有用・ポジティブな「目的」や「内省」を見い出し、自身の能力や考えとつなげて自分の行動を選択・決定していけることが望ましいと考える。
  • 「否定しない指導」・・・特別支援やUDの視点。所属感につなげられると思う。
  • 「キャラ」・・・その子なりの所属のための工夫。このキャラが「向社会行動」から遠いと、生きづらくなる。「目的」が明らかになって、行動の価値基準ができることで、所属のための「キャラ」を薄めることができると思う。「目的」が「向社会的」であることが望ましい。

「目的」寄りのキーワード

「何のために」の中心。「目的」のための考え方。「きっかけを見つける、知らないことを知る、課題解決など」。

 

  • SDGS・・・自分の外側にある社会や世界を巻き込んだ視点なため、共通の目的を見い出すのに有効なのではないかと考える。シティズンシップ教育(OXFAMを参考に)による課題解決力、学び方を学ぶことにつながる。
  • 学び方を学ぶ・・・「生徒指導」の「自己指導能力」の育成の考えとつながる
  • 自己指導能力・・・自己選択、自己決定を通じて養われる。
  • 生徒指導・・・自己存在感、共感的な人間関係、自己決定の場
  • ブリーフセラピー・・・目的志向の考え方。①うまくいっているならそれを続けろ②うまくいったらもう一度それをやれ③うまくいかないならなんでもいいから違うことをしろ
  • アドラー心理学・・・目的論にたった考え方。その中でも「家族療法」がある。保護者の願いを聞いたり、家族内にある目的を探って共有したり言葉化したりできるかもしれない。
  • 幸せってなんだろう?・・・目的は、概ねその人や所属する人の幸福のため、となりやすい。じゃあ幸福って何かというある程度の定義が目的を共創する際に必要になるかもしれない。
  • 対話・・・「共創型対話」(多田孝志さんが気になる)、「クラス会議」も対話による学び方の一つ。
  • LSP・・・意識化や言葉化できていないものを引き出したり、伝えたり、質問したりして引き出すのに有効。抽象的な自分の考えや他者の考えを組み合わせるのにも有効。共創に必要な観点だと思う。
  • コード・・・「対話」や「LSP」などを通じて、各々がもつコードが言葉化されて、目的が共創されるとよい。コードは、言葉に内在している見えない意味のようなもの。言葉や考えのコードを見いだし、国や県の示す上位概念ともつなげながら、一人ひとりの目的から全体の目的が共創されるとよい。

 

「内省」寄りのキーワード

目的につながるための「内省」であって、「内省」のための「目的」はない。「内省」から現在地が分かり、目的につながる考えを見つけられる可能性がある。

 

  • マインドフルネス・・・集中して考えることができるように。マインドワンダリングを解消しながら、問いに応えることは、良質な答えが出るように思う。
  • ゼロ秒思考・・・1分で頭にあることを見える化する。考えのとっかかりをつくるのに有効。
  • フィードバック・・・移行期に行う。痛みを伴うものであるため、余計な誉めによるフォローはいらない。目的のために、事実を共有し、改善を図るための対話。教える・伝える→質問する・考えさせる→納得解や最適解を見つけ今できるアクションにつなげる。
  • ふりかえり・・・主に目標のふりかえりを大切にしている。目的に向かうための目標の設定、その目標が達成出来たかのふりかえり。目標が達成できたということは、目的に近づいているということ。目標があるからこそ、評価をして次につなぐことができる。対話も関連する。
  • メタ認知・・・認知していることや無意識にあるものを認知すること。考えや行動の動機を探るのに有効。
  • 日記・・・自分を俯瞰して、言葉化する練習。出来事と感情を書かせている。
  • なりたい自分カード・・・子どもにカード1枚に1キーワード書かせて溜めている。
  • 言語活動・・・内省を行うために必要な力。基礎・基本的な知識や技能も。

以上を生かして「ゴールの共有」や「目的の共創」を実際に行えるようにしていきたい。

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