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【思春期】15歳は言うことを聞かない?!【その2】

思春期は「エネルギーが溢れる」ということでした。
今回は、どんな背景で「エネルギーが溢れるのか」を書いていきます。

エネルギーが溢れるとどうなる?

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一般に「15歳は言うことを聞かない」といわれます。
高校の先生だった方が言っていました。
確かに自分も適当にハメを外していたような気がする。
おかげで過ちも失敗もあるように思います。
(そして、私がこれを書いている理由は、その外したまま自分をよく見つめず、突き進んでしまったからです。)
高校受験も終えて、スッキリした気持ちで勢いがついてしまうのでしょうかね……。
しかし、ただ気分の問題ではないのです。
前回どうしても「仕組み」でそうなってしまうと言ったように、誰にでも思春期の行き過ぎた考えは湧いてきてしまうものです。
ひとまず、「あーよかった」と安心してください。
それで、エネルギーが溢れて、行動に歯止めが効かなくて、なんか問題あんの?って話です。
冒頭の「15歳は言うことを聞かない」と言われる背景には「15歳の少年の検挙数」が関係しているようです。
あくまで傾向ですが、15歳→14歳→16歳の順で多いパーセントです。
家庭内暴力が多いのは、中学生→高校生の順です。
もちろん全体の一部の子にそういうことが起こってしまうわけですが、理由の一つに「エネルギーが抑えきれない」というところがあると思います。
誰にでも「なんであんなことしたんだろう?」という気持ちが湧いて反省したり後悔したりすることがあるのではないでしょうか。
反抗期と呼ばれるのもそのためです。思春期の時期には、とにかくいろいろなものにイライラしますよね。

エネルギーを発散したい気持ちは、脳がコントロールしますが、コントロールする力よりも発散したいエネルギーが勝ってしまえば、コントロールを振り切って、行動してしまうことがあるのです。

脳で何が起こっているか?

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思春期の脳の状態を、「エンジンがかかって止められない」と表現する人がいました。
そして、そのエンジンには、ブレーキがない状態なのです。
どうしてそうなってしまうのでしょうか。

性ホルモン

一説には「性ホルモン」の影響と言われています。
第二次性徴期が進み、性差が出てきて、子どもの自分から大人の自分に変わるために、脳内でたくさんのホルモンが分泌されます。
それが、エネルギーとなって、衝動的に行動してしまうみたいです。
変化が治まってくると同時に、エネルギーが溢れる状態も治まってくると考えられます。

ニューロン組み換え説

さらに、さがしてみると、面白い記事を見つけました。
ここには、ホルモンが原因だと思っていたが、思春期の時期には「ニューロンの組み換えが活発に行われている」と書かれていました。
ニューロンというのは、脳の細胞で、情報処理と伝達を行う細胞です。
そのニューロン同士のつながりが、たくさん組み替えられるとしたら、どうなると思いますか?
頭の中がごちゃごちゃになりますよね。
「溢れてくるエネルギー」の正体は、そのニューロンの組み換えを進めたい、終わらせたいというエネルギーなのかもしれません。
またニューロンの組み換えは、2・3歳の頃にもあり「反抗期」と呼ばれる時期と重なります。
つまり、2・3歳時における反抗期の脳の状態が、15歳前後の脳内でも起こっているということです。
2・3歳の頃の「なんでも自分でやりたい」という衝動的な気持ちが、15歳の知恵や力を身に着けて起こるのですから、起こす行動によっては周囲に大きな影響を与えてしまうのも納得ですね。
ただしこのやりたいは、自分が一人の人間として、親元を離れて生きて行くために必要な衝動でもあります。自分を手に入れていく時期なのです。
なんとか乗り越えて、健全な10代後半を手に入れてほしいものです。
 
次回は、そのためのアイデアを書いていきます。